110番通報で「ザリガニ」注文 警察側が異常を直ちに察知

人民網日本語版 2021年03月22日10:13

「もしもし、普通より辛めにしてください」、「こちらは110番センターですが、何を辛めにするのですか?」、「ザリガニです、ザリガニを辛めでお願いします!」。これは、今月18日午前、広西壮(チワン)族自治区柳州市の警察がインターネット上に投稿した会話の録音内容で、ネットユーザー約120万が「いいね!」を押した。機転の利くこの警察職員は、この女性の様子がおかしいことを察知すると、すぐにその区域を管轄する派出所の警察官を出動させた。

女性から、「デリバリー注文」の電話があったのは16日午後10時ごろだった。

電話をとった警察職員は、「こちらは110番センターで、飲食店ではありません」と説明したものの、女性は繰り返し「辛めのザリガニをお願いします」と言い続けたため、「様子がおかしい」と察知したという。

その後、警察職員は女性に「通報ですか?」と質問すると、女性から「はい」との返事が返ってきた。そして、「助けが必要ですか?危険で、会話をするのが難しいのですか?『はい』か『いいえ』で答えてください」と言うと、「はい」と返事が返ってきた。そこで女性から「料理を配達する住所」を聞き出し、「すぐに届けます」と伝えた。

ネットユーザーはその会話の録音を聞き、機転を利かせて通報した女性や、様子がおかしいことを察知して応答した警察職員に、次々と「いいね!」を押した。コメント欄には、「勘の鋭い警察職員だ」、「本当に頭の回転がいい」などのコメントが寄せられている。

柳州市の警察によると、警察官が現場に駆け付けたところ、家庭内のトラブルで、女性は暴力的な脅しをうけるというトラブルに巻き込まれていたという。その後、警察官が対応し、女性はすでに危険な状態から脱したという。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年3月22日

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