フォーチュン・グローバル500に入る中央企業(中央政府直属の国有企業)2社がこのほど合併した。国務院国有資産監督管理委員会のサイトが伝えたところによると、国務院の承認を経て、中国中化集団有限公司(シノケム)と中国化工集団有限公司(ケムチャイナ)が合併した。合併後、中央企業の最新リストは1社減って96社となる。「経済日報」が伝えた。
資料によると、中国中化集団は1950年に設立された中国化工輸出入総公司が前身だ。トップレベルの石油化学統合コンプレックスであり、農業投入品(種子、農薬、化学肥料)と現代型農業サービスの一体化運営を行う企業でもあり、都市開発運営とノンバンク金融分野で強い影響力を持ち、世界に6万人近い従業員がいる。フォーチュン・グローバル500に最も早く選ばれた中国企業の1つでもあり、これまでに30回ランク入りし、2020年の順位は109位だった。
中国化工集団は中国最大の化学工業企業で、フォーチュン・グローバル500では164位、従業員数は14万5千人で、うち8万7千人は海外在住の従業員だ。業務は、化学工業新材料・特殊化学品、農業化学品、石油化学製品、ゴムタイヤ、化学工業設備、科学研究・設計の6ブロックに分かれる。世界150ヶ国・地域に生産・研究開発拠点があり、整ったマーケティングネットワークシステムを備えている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月1日