新疆産の綿花に注文殺到 第1回中国国際消費財博覧会

人民網日本語版 2021年05月10日15:35

海南省海口市で7日に開幕した第1回中国国際消費財博覧会では、厳選された各地方の特色ある商品が数多く展示されており、注目を集める人気商品となって、多くのバイヤーが商談を進めているだけでなく、中国の商品がより幅広い世界の市場へと羽ばたいている。中央テレビ網が報じた。

「コットンフラワーを1本プレゼントします」。多くの来場者は、会場で新疆維吾爾(ウイグル)自治区産の記念品を受け取っていた。同自治区の展示エリアでは、真っ白で高品質の綿花が、目玉商品となり、多くの新疆出展企業に注文が殺到している。

新疆和田市特衣服装工作室の拜合提亜爾·玉蘇普さんは、「新疆の綿花は元々、高品質。とても丈夫で、柔らかく、通気性もとても良い。綿花を求めて来るバイヤーが非常に多く、当社の売上は毎日増えている状態。今では、供給が需要に追いつかなくなっている」と紹介。

新疆ウイグル自治区の展示エリアには、同自治区を代表する紡績企業5社が出展。原材料から既製服までの産業チェーン全体をカバーしており、それら企業は博覧会を通して現地の綿花をさらに幅広い市場へPRすることを願っている。

出展企業の易静さんは、「現在、注文はほぼ飽和状態で、すでに6月まで詰まっている。博覧会に出展することで、中国国内外の同業者と交流し、いろんなことを学ぶことができるほか、当社の商品のコア競争力を向上させ、さらに広い舞台へと羽ばたかせることができる」と語る。

2020年、新疆ウイグル自治区の綿花の生産量は516万トンと、中国の生産量の87%を占め、国内消費の62%を占めた。なかでも、特色があり、最高品質のロング・ステープル・コットンは消費者の間で高い人気を誇っている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年5月10日

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング