端午節(端午の節句、今年は6月14日)が近づいたこの時期、浙江省杭州市富陽区湖源郷窈口村の村民たちは、ちまきに使用する葉の収穫から、灰汁作り、もち米を灰汁に浸し、ちまきを包み、そしてゆでる作業に大わらわで、山村全体に「あくまき」(灰汁に浸したもち米でつくったちまき)の香りが漂っている。新華網が伝えた。
300年以上の歴史がある「あくまき」は、湖源郷窈口村に伝わる伝統的なちまき。村民たちはきれいに洗った稲わらを焼いて作った藁灰を水に浸して上澄みをすくった「灰汁」にもち米を浸し、そのもち米でちまきを作る。「あくまき」は飴色で、独特のスッキリとした香りともっちりした食感を楽しめる地方色溢れるちまき。稲わらの灰汁にはアルカリが含まれているため、ちまきの保存性を高める作用がある。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年6月9日