7月に入り、野生のゾウのある1つの群れが、雲南省西双版納(シーサンパンナ)景洪市曼飛竜村委員会支竜村小グループ周辺で活動を続けていた。9日、群れが同地を離れた後、傷を負った1頭の子ゾウが茶畑に留まっているところを村民が発見。子ゾウは、左前脚を負傷し、傷口から細菌に感染してすでに化膿している状態だった。翌10日、村民約100人以上が救助のため現場に駆け付け、子ゾウを救急治療センターに移動させ、「竜竜」と名づけて保護した。
専門家チームによる現段階での分析によると、子ゾウの前脚の傷は、森林を移動中、鋭い棘がたくさんある藤などのツルに引っかかり、外そうとした際に傷ついたとみられている。現在、子ゾウの状態は安定しており、傷の完治までには約1ヶ月間ほどの治療が必要になるとみられている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年7月13日