北京市政府の徐和建報道官は8月1日に行われた記者会見で、「北京市に出入りする人の移動を減少させ、北京市のリスク地域の人が北京を離れることを厳しく抑制し、北京に入った(戻った)高リスクの人に対する管理と、各タイプの人々に対する健康モニタリングを強化する」と述べた。中国新聞網が伝えた。
徐報道官は、「このところ、世界の新型コロナウイルス感染状況は明らかにぶり返しがみられ、ウイルスの変異株が急速に感染を広げ、いくつかの要因が重なって、感染者の海外からの流入リスクが引き続き高まっている。5月中旬以来、国内の複数の場所で集団感染が相次いで発生し、さらに他の省・自治区・直轄市へと広がりつつあり、北京でも北京以外の地域と関係する症例が確認されている。感染拡大をめぐる情勢は厳しく、複雑になっており、首都が直面する感染リスクと予防・抑制のプレッシャーが高まり続けている」と述べた。
また徐報道官は、「北京は中国全土の感染症予防・抑制において最も重要であり、常に高度の警戒を保ち、厳しくしっかりとした予防・抑制策を堅持し、気を抜くことなく、決して厳しい監視の手を緩めず、しっかりと各予防・管理作業を行わなければならない」とした。
不要不急でなければ北京を出ない
徐報道官は市民に対し、できるだけ北京の外に出ることを避け、当面は北京以外の地域への旅行を控え、海外への渡航を避け、国内の中高リスク地域のある市(地級及びそれ以上の都市)に行かないよう注意を促した。
北京市で症例が確認された人の居住地及び勤務先所在エリア、勤務先関係者は原則として北京を離れることを禁止する。確かに北京を離れる必要のある場合は、「健康コード」のグリーンコードと48時間以内のPCR検査陰性証明が必要。
国家衛生健康委員会によると、8月1日0時から24時の時点で、31省(自治区・直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は98人で、うち輸入症例が43人(雲南省16人、北京市4人、福建省4人、内蒙古<内モンゴル>自治区3人、江蘇省3人、陝西省3人、上海市2人、山東省2人、河南省2人、広東省2人、四川省2人)、国内症例が55人(江蘇省40人、湖南省7人、北京市2人、湖北省2人、山東省1人、河南省1人、海南省1人、雲南省1人)となっている。新たな死者は0人。新たに感染を疑われた人はいなかった。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年8月2日