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上半期の新疆と周辺国の人民元越境決済が91.4%増

人民網日本語版 2021年07月30日11:08

中国人民銀行(中央銀行)烏魯木斉(ウルムチ)中心支店がまとめたデータによると、今年上半期には、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の人民元建て越境決済額は前年同期比3%増の262億9400万元(1元は約17.0円)に上った。そのうち、周辺国との越境決済額は同91.4%増の18億5700万元だった。中国新聞社が伝えた。

周辺国とは、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ロシア、パキスタン、インド、モンゴル共和国、アフガニスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンを指す。

同支店の党委員会委員を務める許可副支店長は、「中国人民銀行ウルムチ中心支店は優良企業の越境人民元建て決済の円滑化テスト事業実施の推進に成功した。新疆の外貨と越境人民元建て業務展開の自律メカニズムを指導して、『優良企業に寄与する越境人民元建て決済の円滑化実施への意見』及び第1弾となる優良企業89社のリストを発表した」と述べた。

同意見が実施されると、越境人民建て業務の処理時間がこれまでの1日から5分に短縮され、資金の利用効率が著しく向上する。6月末現在、管轄エリアの外貨取り扱い指定銀行15行が越境人民元建て円滑化業務をスタートし、リストの56%に当たる優良企業が物品・サービス貿易で人民元建て越境決済を行っており、決済金額は13億7700万元に上った。

許氏は、「中国人民銀行ウルムチ中心支店はこのほかにも越境人民元政策のPRを積極的に行い、人民元越境(クロスボーダー)決済システム(CIPS)への参加者の業務開拓における長期にわたり効果を上げるメカニズムの構築などの措置を通じて、シルクロード経済ベルト中核エリア建設の安定した推進への金融面での支援を保障する」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月30日

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