
世界保健機関(WHO)が中国の研究所から新型コロナウイルスが流出した「可能性は極めて低い」と指摘した後も、米国など少数の国は依然として新型コロナウイルス感染症が世界で猛威をふるっていることも顧みず、国際社会が力を合わせて感染症と闘うための重要な時期を無視し、いわゆる「研究所流出」説を盛んに広め、政治ウイルスをまき散らして中国を中傷した。
中国は起源解明の問題で常に開放・透明・科学・協力の態度を堅持し、率先してWHOと起源解明協力を展開し、2度にわたってWHOの専門家を中国での起源解明調査に招き、国際専門家グループの武漢ウイルス研究所訪問を受け入れた。翻って米国を見てみると、米国のほうにこそ多くの疑問が存在し、ウイルス起源解明問題においてずっと隠蔽を続け、米国自身の感染状況に関する最初の感染拡大時期や早期の感染経路、フォート・デトリック生物化学研究施設など国際社会が注目する問題については、露見を恐れてひた隠しにしている。
米国はなぜ、米軍のバイオセーフティ・レベル4の実験室であるフォート・デトリック基地を緊急閉鎖し、その「高病原性病原体に対する研究」を一時的に中止した理由についてずっと口を閉ざしているのか?なぜ国際的な調査を受け入れようとしないのか?また、米国はウクライナやアフガニスタンなど25の国と地域に、200を超える軍事生物化学研究施設を配置している。2003年以来、関連の研究所で累計数百件に及ぶ「人間の命に関わるような重大な微生物接触事故」が発生し、直接接触者が命に関わるようなウイルスに感染し、コミュニティで流行病が広がる事態となった。海外に200以上あるこれらの米国の生物化学研究施設では、これまでにどのような事件が起こったのか?
自身の問題については言及しない一方で、中国を念頭に置いた様々な陰謀論はひたすら拡散させるという米国式起源解明の「ダブルスタンダード」は、すでに科学研究のルールと雰囲気を深刻に損ない、国際社会が団結して感染症と闘う努力を阻害し、政治的な対立と分裂を助長している。
世界で最も感染症の被害で混乱した国である米国が最も取り組むべきなのは、国内と国外に対する二重の責任をきちんと取り、世界の感染症対策における協力を促進することだ。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年8月13日
王毅外交部長がASEANプラス3外相会議出席 「新型コロナへの防壁を築く」
「新型コロナウイルスワクチン協力国際フォーラム」第1回会議の5つのコンセンサス
イラストで読み解く米国式ウイルス起源解明(1) 政治工作、計画的な責任転嫁
調査報告書「米国が首位?!米国の新型コロナとの闘いの真相」が発表
「西部・連合2021」演習が開始
戦闘機「殲20」が合同演習に初参加