「健康報」と阿里健康研究院はこのほど共同で、「新青年・新医師オンライン診療担当医師インサイト報告」を発表した。阿里健康傘下の健康サポートアプリ「医鹿」に関わる医師6千人近くに対する観察と調査・研究・取材を通して、現在のオンライン診療担当医師という新職業の様子を伝えている。「経済参考法」が伝えた。
確かな医療サービス 80後の青年医師が活躍
80後(1980年代生まれ)の青年医師は徐々に大病院の中堅を担うようになるとともに、オンライン診療を担当する医師の中心にもなっている。同「報告」のデータでは、医鹿プラットフォームのオンライン診療では30代の医師が48%に上り、一線・二線都市の三甲病院(中国最高クラスの病院)に務める人が多く、半分は副主任医師(准教授に相当)かそれ以上の職階を持つ。また3年以上のオンライン診療の経験がある人が60%を占めた。
患者の40%は四線以下の小都市に
インターネットが医師の医療サービスを提供する範囲が拡大し続けており、ますます多くの末端エリアの患者がネットを通じてより進んだ医療資源にアクセスできるようになった。同「報告」によると、医鹿プラットフォームの医師は一線・二線都市の三甲病院の医師で、診療した患者の40%は四線以下の小都市の患者だ。このうち特に大規模な三甲病院の医師が診察した四線以下の小都市の患者は患者数の52.3%を占めたという。
このほか、夜間の診療も活発だ。夜間に症状が出る疾患が多く、特に子どもは夜に症状が出やすい。データによると、深夜12時前後は夜間の小児科診療が最も混み合う時間帯で、問い合わせが一番多いのは子どもの発熱、湿疹、便秘などだという。
オンライン診療担当医師の80%、ネット上で医師と患者は打ち解けた関係になれる
注目されるのは、医師の80%以上が、「オンラインで医師と患者は打ち解けた関係になれる。オンライン診療を通じて利用者から信頼と尊重を得られる」と答えたことだ。同「報告」によると、患者が最もよく評価する言葉として、レスポンスがタイムリー、専門的、熱心、辛抱強いなどで、全体的な満足度は97%に上ったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月20日