中国建材集団有限公司の周育先会長は、「『ボトルネック』による封鎖を突破し、製造強国を建設するには、企業を主体とした、特にリーディングカンパニーがけん引し、産学研が緊密に結びつき、産業と金融の協同が良好で、サービスシステムの健全さを支える新材料の発展生態システムを構築する必要がある」との見方を示した。
安徽省は新材料産業の集積における重鎮として、第13次五カ年計画期間に、新材料産業の年平均増加率が20%を超え、一定規模以上(年売上高2000万元以上の企業)の新材料関連企業は1362社に達し、これまでに中建材蚌埠ガラス工業設計研究院、銅陵非鉄金属集団股份有限公司など数々のリーディングカンパニーが誕生した。
北京緑色取引所の専門家チームは、「CO2排出量ピークアウト、カーボンニュートラルの目標を達成するには、グリーン経済、グリーン金融、グリーン社会の『三位一体システム』を構築し、市場の逆方向の強制メカニズムによって産業の高度化を促進する必要がある。これは未来の企業発展のグリーンルートでもある」との見方を示した。
産業モデルのイノベーション 新材料の質の高い発展を駆動
同大会の開幕式当日に142件の契約が調印され、投資総額は900億元(1元は約16.9円)に達した。
安徽省発展改革委員会の張天培会長は新材料産業を説明する中で、「安徽省の新材料の特色が鮮明で、イノベーションシステムがますます強固になり、集積の勢いがますます明らかになっている。2020年の安徽省の新材料の付加価値総額は4千億元を超えた」と述べた。
技術のイノベーション、製品のイノベーション、ビジネスモデルのイノベーションが最終的に新材料産業モデルのイノベーションを実現する。同省は新材料産業の展開を加速的に推進するため、新材料を10大新興産業の1つとし、重点的に発展させるとした。そして現在、省都・合肥の国家実験室、合肥総合的国家科学センターなどのハイレベル国家イノベーションプラットフォームの優位性に依拠して、同省は数多くの新材料分野の「ボトルネック」技術の強化応用シーンの建設を促進し、成果の実施転化を加速させている。
張氏は、「第14次五カ年計画期間中、安徽省の新材料の発展では先進的基礎材料の質向上とレベルアップをはかり、鍵となる戦略的材料を大きく強くし、最先端の材料の展開を加速させるとともに、次世代情報技術(IT)、新エネルギー自動車、インテリジェントコネクテッドビークル、生命・健康、AI、省エネ・環境保護などの産業との協同発展を目指す。安徽省は第14次五カ年計画末に全体の規模が1兆元レベルで、1千億元レベルの細分化された産業を擁し、100億元レベルのリーディングカンパニーをけん引・サポートする新材料の産業構造を形成するよう努力する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月31日