このほど出版された最新の「ネイチャー・インデックスアジア太平洋増刊号2021」によると、中国はアジア太平洋地域の「科学研究の成長エンジン」になった。アジア太平洋地域のネイチャー・インデックスの成長に対する中国の科学研究機関への寄与が日増しに高まり、そして多くの国際科学研究協力に参加している。新華社が伝えた。
ネイチャー・インデックスは国際的に有名な科学技術誌出版社であるシュプリンガー・ネイチャーが編纂する。82種の質の高い学術誌に掲載された科学研究論文を追跡し、関係機関や国・地域が発表した論文の数や割合などに基づき、世界の質の高い科学研究産出及び協力状況を反映している。
ネイチャー・インデックスによると、アジア太平洋地域の科学研究産出の世界への寄与率は、2015年の26.9%から34.3%に上昇している。この上昇に対する中国の寄与率は98%を超えた。同時に15年以降、アジア太平洋地域のネイチャー・インデックスに対する寄与率の伸び率が最も高い30機関のうち、前の29機関はいずれも中国からとなっている。
ネイチャー・インデックスの創設者であるデイヴィッド・スウィンバンクス氏は「アジア太平洋地域の科学研究産出が急成長し、世界で最も成長が著しい地域となっている。これは中国の多大な貢献によるところが大きい」と述べた。
ネイチャー・インデックスの国際科学研究協力への分析によると、全体的に言えば、米国、ドイツ、英国は依然としてアジア太平洋地域の重要な科学研究協力パートナーだが、その規模と増加ペースは中国の同地域における科学研究協力と比べることができない。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月23日