2021年世界5G会議が8月31日に北京で開幕した。工業・情報化部(省)の肖亜慶部長が開幕式で、「中国はこれまでに5G基地局99万3千ヶ所を開設し、全国の地級市(省と県の中間にある行政単位)をすべてカバーしたほか、県・区の95%以上、郷・鎮の35%をカバーし、5Gネットワークに接続する携帯電話端末は3億9200万台を超えた。全国の5G応用ケースは1万件を超え、対象分野は鉄鋼、電力、鉱山など国民経済にとって重要な22の業界と関連領域に及び、数多くの豊富で多彩な応用シーンが形成され、中国の質の高い発展をけん引する新たなエンジンになった」と述べた。新華社が伝えた。
また今回の会議では5Gの10大応用ケースを打ち出し、成功した応用ケースによって5Gが業界を深く開拓する様子を示し、科学技術成果の実施・実践によって科学技術イノベーションが社会の進歩にエネルギーを与えていることを際立たせ、5Gのモデル応用シーンの再現と普及を後押しするという。
世界5G会議は世界初の5G分野における国際的イベントで、19年に北京で第1回会議が開催された。5Gが建設加速の段階から、応用の深化、融合発展へと至るプロセスに立ち会い、これを後押しし、社会各界と数多くの業界関係者の幅広い関心と参加を集め、グローバル5G産業の発展・応用シーンのイノベーションを推進する重要な交流の場へと日々発展している。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年9月1日