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中国では包装ゴミが、都市の生活ゴミの30-40%を占めていることが研究により明らかになっている。そして、包装ゴミのほとんどは過剰包装が原因となっている。中国国家市場監督管理総局は先ごろ発表された新たな国家基準である「商品の過剰包装を規制する要求:食品と化粧品」についてこのほど記者会見を開いて説明を行った。中央テレビニュースが報じた。
新基準は包装の隙間率や包装の層数、包装コストなどの基準、さらに、対応する計算方法や検査、判定方法を定めている。基準適用が義務付けられているのは食品31種類、化粧品16種類の包装となる。また、新基準は過剰包装の判定方をかなりの程度において簡素化している。
消費者は今後、商品自体の重さや体積、一番外側の包装の体積をチェックし、計算すると過剰包装になっていないかを判定することができる。その他、新基準は包装の層数も厳しく制限しており、食品のうち、穀物系とその加工品については三層を超えてはならない。その他の食品や化粧品については、4層を超えてはならないとしている。新基準は2023年9月1日から正式に施行されることになっており、企業や市場には2年の猶予期間が与えられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月6日