ここ数日、四川省成都市に住む徐智林さん(67)の8つに割れた腹筋がネット上で大きな話題となっている。中国新聞網が報じた。
メディアの報道によると、24年間筋トレを続けているという徐さんは、「筋トレをする前は、お腹はポッコリし、高血圧、高血糖、高血中脂質のインドア派だった」と話す。
しかし、今では、1度に腕立て伏せを100回近くこなし、80キロのバーベルでデッドリフトができるまでになった。このような筋トレをストイックに続けた徐さんの腹筋は8つに割れるまでに鍛え上げられている。徐さんは年齢こそ70近いものの、その体と精神は、二十代の若者顔負けの状態をキープしている。
健康を保つためには運動やトレーニングが必要だという考えが普及するにつれて、それを習慣にする高齢者が増えている。特に一部のストイックな高齢者は、運動をあまりしない若者よりよっぼど元気で、健康だ。
ポールダンス教室で動作を披露する張細達さん(撮影・瞿宏倫)。
貴州省に住む張細達さん(72)は、65歳だった2014年に、ポールダンスに魅了されて、夢中になり、ポールダンス教室に通うようになり、これまでずっと続けている。
張さんは若者でも難しいようなポールトリックの数々を楽々と披露してみせる。張さんにとって好きなことを追い求める上で、年齢は何の障害にもなっていない。
運動する肖学蓉さん(動画のスクリーンショット)。
山西省太原市の肖学蓉さん(68)は、公園で、得意とする太極拳やヨガ、チベット舞踊、ローラーブレードなどを楽しんでいる。肖さんは、横開脚や前後開脚、倒立など、難度の高い技を楽々と披露してみせ、その様子を多くの人が見にやって来るという。
肖さんは、「毎日、起きる時間から朝食の時間、公園に来る時間などは決まっており、規則正しい生活をしている。みんなが応援してくれるので、私は学府公園で一番すごいのだと感じさせてくれる。以前は自分に自信がなかったけれど、運動するようになってだんだん元気になり、他の人を助けることもできるようになった」と話す。
氷の張った昆玉河で泳ぐ男性(撮影・王昊)。
自分の年齢だけでなく、自然と戦う高齢者もいる。北京頤和園南門の昆玉河には、冬になると、ここには90代の「長老」だけでなく、70代や90代という高齢者も少なくなく、たくさんの人が寒中水泳にやってくる。
ジムに1回行っただけで、まるでそれが「重要なイベント」のようにSNSに何回も投稿するような一部の若者たちと比べ、高齢者たちにとって、寒中水泳は「重要なイベント」というよりも、泳いだり、日向ぼっこしたり、仲間と羽根けりをしたり、おしゃべりをしたりして、楽しく過ごすための暮らしの一部に過ぎないようだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月19日