内モンゴル自治区伊金霍洛(エジンホロ)旗の工場でトラックに積み込まれる石炭(10月29日撮影・王磊)。
内蒙古(内モンゴル)自治区能源(エネルギー)局は10月31日の取材に対して、同自治区人民政府は、冬を暖かく過ごすことができるようにと、暖房用に、農牧民に公定価格で1世帯当たり2トン以上の石炭を提供すると決定したことを明らかにした。
10月以来、中国の石炭価格が高騰を続け、中国の主な石炭の産地の一つである内モンゴル自治区鄂爾多斯(オルドス)市の農牧エリアでも、1トン当たり1600元(1元は約17.8円)から1800元以上となり、輸送距離が遠くなる周辺の盟・市では2000元以上となるケースも出ている。
同自治区エネルギー局の王金豹局長は、「当自治区は、北方エリアの標高が高く、寒いエリアで、自治区民の冬の間の暖房確保は、最も必要な民生プロジェクト、民心プロジェクトであり、各級政府が負うべき責任でもあると考え、この決定がなされた」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月2日