そして家族の誰かが生態環境管理保護員に選ばれると、その家族全員が生態保護に参加するというのが新たな動きとなっている。同自然保護区には現在、生態環境管理保護員が1万7211人おり、1世帯当たり年間2万1600元(1元は約17.80円)の増収を実現している。生態環境管理保護員の生活が改善され、収入が増えるにつれ、人々の仕事に対する熱意も高まり続けている。
国の大々的なサポートと、多くの人の努力の結果、自然保護区の生態環境は目に見えて改善され続けており、そこに生息する野生動物も増えている。
北京で6年間メディア関係の仕事をしていた旦增桑周さんは、都市の急速な発展を肌で感じた後、生態保護の意義をより一層感じるようになったという。
数年間に故郷に戻った旦增桑周さんは、「中国人の生態に対する観念、国の生態に対する重視を映像を通して表現したい」と話す。
そして、自然保護区に指定されたばかりの約1ヶ月前、彼が製作に参加したドキュメンタリーが各プラットホームで配信された。その映像を通して、神秘的な大自然の素晴らしさを感じると同時に、この世のぬくもりに感動することができるだろう。
そして、旦增桑周さんは今も撮影を続けている。
中国の第一陣の国家公園に指定された三江源国立自然保護区が正式に一般開放された時には、是非そこへ行って、中国で最も保存状態が良く、最も美しい大自然を満喫してみてはどうだろうか。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月30日