中国自動車流通協会が1日に発表した今年11月の中国自動車消費指数は72.3で、自動車市場はこれから好転するものと予測される。中国新聞社が伝えた。
同協会によると、気温の低下や複数地域での新型コロナウイルス感染症のリバウンドの影響を受けたこと、感染症対策と寒さ対策ということへの考慮から、一部の消費者の間で自動車購入意欲が高まっている。同時に、ディーラーが年内に売上げ目標を達成したいために各種の販促活動を展開していることから、一部の消費者が自動車購入ニーズを前倒しして年内に放出するようになった。またチップ不足の問題が緩和されるにつれ、自動車の供給状況が改善し、押さえ込まれていた市場ニーズが部分的に放出されたという。
自動車消費指数を構成する個別指数を見ると、11月は需要指数が前月比やや上昇の80.9となり、12月も市場のニーズは増加し続けると見込まれる。
同協会は、「現在はチップ不足の問題がやや緩和され、自動車の供給が徐々に回復しており、各ブランドのディーラーが年末の販促キャンペーンを強化することもあって、市場全体の状況は好転すると見られる。しかし同時に、感染症のリバウンドという不確実性によって、個人消費はなお一定の打撃を受けており、全体として見ると、12月の中国自動車市場の状況は好転するものの、上昇幅は例年には及ばないだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年12月2日