在大阪中国総領事館が今月5日に公式サイトに掲載した情報によると、昨年12月2日から始まった「新疆は良いところ--コロナ後の中国新疆ツアー大募集」は、日本の各界からの注目を集めた。そして、各方面の多大な支持を受け、募集は昨年12月31日に無事終了した。薛剣総領事は5日、「1ヶ月足らずの間に、日本国内の1028人から申し込みがあった。日本の人々が新疆維吾爾(ウイグル)自治区旅行に強い関心を抱き、非常に楽しみにしていることが示された」と説明した。環球時報が報じた。
薛総領事によると、新疆は素晴らしい所だが、近年、同自治区をめぐるデマや誤った情報が次々伝えられ、深刻な誤解を招き、そのイメージが大きく損なわれている。そのため、相互理解を深めるべく、新型コロナウイルス感染症が収束した後、日本の人々を同自治区に招くキャンペーンを企画した。
大阪領事館によると、新型コロナウイルス感染拡大が続いているため、ツアーをすぐに実施できるわけではないものの、応募者の意見を踏まえた上で、新疆ウイグル自治区とも話し合いを進めながら、まず、ツアースケジュールの草案を作成する予定だ。そして、できるだけ応募者の要望に沿う形で、見学する場所を計画する。また、領事館は、「事前に説明しておきたい点として、旅費については、基本的に参加者の自己負担となっている。当館からの資金援助がどうしても必要な場合は、書面で申請するように」としている。その他、一部の日本メディアがこれまでに、同自治区に関する悪意あるたくさんの報道を行ってきたため、今回のツアーに日本メディアに同行取材してもらうことは検討していないという。ツアー参加者はセルフメディアで、目にしたこと、耳にしたことを伝えることができる。同行取材を強く望むメディアがある場合は、書面で申請することができ、同領事館が状況を見て判断するという。
今回の募集活動は日本のSNSで大きな反響を呼んだ。あるネットユーザーからは、「こんなに短い間に、申込者が1000人を超えるなんて、すごい!」や「上海から高速鉄道に乗って、烏魯木斉(ウルムチ)に行き、現代版シルクロードを自分の目で見てみたい」といったコメントが寄せられている。今回は日本メディアの同行取材が検討されていないことに関しては、ネットユーザーから、「一部の商業メディアは、人の目を引くためにわざと新疆に関する歪曲した報道をしている。実際に現地に行っても、客観的で、公正な報道をすることはないだろう」、「色眼鏡をかけて取材しても何の意味もない」といったコメントを寄せている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月7日