六中全会

チベットの「春運」における移動手段に高速列車が初めて加わることに

人民網日本語版 2022年01月18日14:13

春運(春節<旧正月、2022年は2月1日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)初日となった17日早朝、高速列車・復興号C891号に乗っていた次仁吉宗さんは、持っていた大きな荷物を指差しながら、「拉薩(ラサ)の衝賽康市場に仕入れに行った。復興号に乗ると、正午には日喀則(シガツェ)に戻って商品を店に並べることができる」と話した。同日、西蔵(チベット)自治区のラサ駅のプラットホームでは、復興号2本が準備を整えて出発時刻を待っていた。これにより、春運がラサ駅でも幕開けとなり、チベットで春運に高速列車が運行される初めての年となった。中国新聞社が報じた。

グリーンに塗装された復興号C891号(撮影・江飛波)。

中国の春節前後の特別輸送体制である春運の初日の17日に、グリーンに塗装された復興号C891号が午前8時ちょうど、ラサ駅から出発した。その後、山南(ロカ)を経由して林芝(ニンティ)に向かう拉林(ラサ・ニンティ)鉄道のC881号もラサ駅から走り出していった。

高齢者2人と一緒に列車に乗っていた次仁吉宗さんは、「16日に切符を買った。手頃な価格で、ラサからシガツェまでわずか64元(1元は約18円)だった」と話した。

同じく列車に乗ってシガツェに向かっていた劉浩さんは、「僕にとって今年の春運の初日は忘れられない日となった。彼女と一緒にシガツェに行き、婚姻届を出すからだ」と語った。

中国鉄路青蔵集団有限公司によると、ラサ・ニンティ鉄道が開通して約半年となった2021年12月末の時点で、利用者は延べ62万1000人、輸送した貨物は約7900トンに達した。多くの人にとって、「復興号」がラサ、ロカ、ニンティ、シガツェといった地域に向かう足代わりとなっている。今年の春運期間中、ラサ駅の利用者は延べ20万、1日当たり平均約5000人に達すると見込まれている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年1月18日

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