清華大学は15日、清華大学医学院の郭永教授のチームが北京新羿生物科技有限公司など複数の機関と共同開発した新型コロナウイルス(2019-nCoV)検出試薬キット(蛍光PCR法)が、国家薬品監督管理局(NMPA)の医療機器の許可書を正式に取得したと発表した。中国新聞社が伝えた。
新たな試薬キットは検出の感度を効果的に高め、陽性漏れを減らせる。またこの「嗅覚が鋭い」試薬キットはデルタ株やオミクロン株など現在世界で最もよく見る15種の変異株を漏れなく正確に検出できる。
郭氏によると、新たな試薬キットはデジタルPCR技術(第3世代PCR技術)を採用している。従来の蛍光定量PCR(第2世代PCR技術)を踏まえた上でマイクロ流体力学バイオチップを利用し、デジタル化によって新型コロナウイルスデータを表示することにより、PCR検査の「SN比」を極めて大きく上げ、その感度は1ミリリットルあたり100コピーにのぼる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月17日