国家航天局は北京市で20日、高分解能マルチモード総合イメージング衛星の使用開始セレモニーを行った。同衛星の0.5メートル分解能フルカラー、2メートル分解能マルチスペクトルデータ製品を利用することで、大スケール国土調査・測量、重点地域自然資源リモートセンシングモニタリング、災害リスク・緊急対応モニタリング、農業資源調査、生態環境詳細モニタリング、生態保護レッドライン監督管理、都市精密管理、森林・草原の動的モニタリング・評価などの分野における高精度リモートセンシングデータに対する切実な需要をさらに満たせる。人民網が伝えた。
同衛星は次の4つの「初めて」を実現した。(1)同一目標・同一軌道の多角度イメージングなどのスピーディなイメージング技術の初めてのブレイクスルー。(2)中国民間衛星高分解能画像地上・大気同期観測データ校正処理の実用化能力を初めて備えた。(3)軌道上で衛星・衛星・地上全リンク中継データ伝送を初めて実現し、衛星の緊急対応能力が大幅に向上。(4)衛星の特定エリア画像のスピーディな取得・処理技術の軌道上での応用を初めて実現。軌道上を周回中、衛星は新世代中型スピード衛星公共用プラットフォームの初飛行及び各種技術の軌道上での検証を実現し、中国の高分解能スピードイメージング衛星の研究・製造と応用の水準を高めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月21日