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島ではグリーン電力、潿洲油田群太陽光発電所が正式に稼働開始

人民網日本語版 2022年01月25日14:33

潿洲油田群太陽光発電所が稼働開始。画像提供は取材先

中国海油石油集団有限公司(中国海油)によると、潿洲油田群太陽光発電所がこのほど正式に稼働開始した。潿洲油田群及び潿洲島の住民に毎年平均で517万kWhのグリーン電力を提供できる。中国で最も美しい島と呼ばれる潿洲島で、初めてグリーン電力が使用されることになった。人民網が伝えた。

北部湾の海域に位置する潿洲島は、火山の噴火によって形成されたもので、「中国で最も美しい島トップ10」に選ばれている。中国海油潿洲油田群は潿洲島の西の海域にある。この油田は1980年代の建設開始後、すでに26の海上生産プラットフォームと1つの陸上末端処理工場を建設している。年間最大生産量は石油換算で470万立方メートル以上。同時に同油田は1998年より島民への電力供給を開始し、島に電気が通っていない歴史に終止符を打った。

中国海油湛江分公司生産部マネージャーの秦立峰氏は、「潿洲油田群と潿洲島を結ぶ中国初の海上スマートグリッドを建設した。陸上生産末端と海上プラットフォームの発電機により、自前の天然ガスを使い発電し、海上油田群の安全・電力の安定供給を保証。同時に潿洲島に毎年5000万kWh以上の電力を供給する」と述べた。

潿洲島の観光業の急速な発展と油田の規模拡大に伴い、電力の需要も増加を続けた。油田群の電力網のさらなる拡大が必要となった。一方で、潿洲島は太陽光資源が豊富で、毎年平均の日照量は1平方メートル当たり4395MJ、最大で5642MJにのぼり、大規模な太陽光発電所の建設に適している。

これに鑑みて、中国海油は2021年12月、潿洲末端処理工場の敷地内の屋上、緑地及び空き地を利用し、太陽光発電所の建設を開始した。ソーラーパネルを8000枚以上設置し、総面積は約3万6000平方メートル、総発電設備容量は4.5MW。同等規模の天然ガスの発電と比べると、潿洲太陽光発電所は天然ガス使用量を毎年172万立方メートル削減でき、運営期間中に二酸化炭素排出量を8万5000トン削減できる。

中海油副総裁を務める湛江分公司社長の柯呂雄氏は、「将来的に潿洲油田群で中国初の風力・太陽光・エネルギー貯蔵を一体化させた総合エネルギーモデル海上油田を建設する。2025年までに洋上風力発電所+太陽光+エネルギー貯蔵+陸電という新たな電力供給モデルを実現し、中国内外初の洋上ゼロエミッション電力供給モデル油田を建設すると同時に、潿洲島で全面的にグリーン電力を使用できるようにする」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年1月25日

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