新疆維吾爾(ウイグル)自治区婦女児童工作委員会がこのほど発表した最新統計によると、近年、同自治区の女性や児童は、政治、経済、文化、社会、家庭生活といった分野でさらに多くの権利を得るようになっており、その生存と発展の環境が継続的に改善している。新華社が報じた。
新疆ウイグル自治区の妊産婦死亡率、乳児死亡率、5歳以下児童の死亡率はそれぞれ2011年の10万人当たり39.45、1000人当たり24.84、1000人当たり30.28から、2020年には7.89、6.75、10.91へと下がり、妊産婦の入院分娩率は2011年の98.36%から99.80%に上昇した。
女性と児童の教育事業も急速に発展している。就学前 3 年の粗入園率は2011年の65.96%から2020年には98.19%まで上昇し、全国水準の85.20%を大きく上回った。一般向けの幼稚園のカバー率は91.36%で、公立の幼稚園の割合が85.99%を占め、中国全土で上位に立っている。9年の義務教育の入学者数に対する卒業者数の割合は2013年の86.30%から2020年には95.96%にまで上昇し、全国平均水準の95.2%を上回った。高校の粗入学率は2011年の72.95%から2020年には98.87%に上昇し、全国平均水準の91.20を上回った。義務教育の段階では、テストなしで自宅近くの学校に入学するというスタイルが完全にカバーされ、同自治区の南エリアのカシュガル地区、ホータン地区、アクス地区とキルギス自治州で幼稚園から高校までの15年無料教育が実現している。
男女平等も徹底して実行され、自治区全域の幼稚園の在園児数のうち、女児が占める割合は48.48%、小学校・中学校、普通高校、普通高等教育学校の在校生のうち、女子が占める割合はそれぞれ48.50%、56.23%、56.48%となっている。
また、女性の経済や社会事務、管理に参加する能力が向上を続けている。2020年の時点で、自治区全域の都市部において、新たに就職した女性が新規就職者全体に占める割合は45.11%で、事業機関のシニア専門技術者のうち、女性が占める割合は57.66%だった。雇用の分野では、女性に対する偏見がほぼなくなり、女性の就職のルートは一層拡大し、同じ仕事をしている場合、男女の報酬を同等にするというスタイルが全面的に実行されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月22日