六中全会

中国初の新型スマートマイクログリッドシステムが福州大学で誕生

人民網日本語版 2021年11月29日14:24

毎年炭素排出量ゼロのクリーンエネルギーを約30万kWh提供し、二酸化炭素(CO2)排出量を約258万3700トン、二酸化硫黄排出量を約61.46キログラム削減する。福州大学電気学院がこのほど明らかにしたところによると、同大が独自に開発した中国初の教育、科学研究、製品展示などの産学研用(企業・大学・研究機関・実用化)を一体化させた「電源・電力網・負荷・貯蔵」マイクログリッドシステムの運営成功は、分散型クリーンエネルギーの現地での利用と炭素排出量ゼロ建築の実現にロードマップを提供できるうえ、国の県全域における太陽光発電を実施するための「電源・電力網・負荷・貯蔵」モデル応用シーンを提供する。キャンパスや工業パークなどの場合における推進・拡大の応用価値を持つ。科技日報が伝えた。

同システムは福州大学グリーンスマートエネルギーインターネット産教融合イノベーション拠点が開発したものだ。クリーンエネルギーの太陽光・風力発電、電気化学エネルギー貯蔵、スマート配電、スマート電力利用を一体化させる。太陽光発電の不安定な変動性、制御不能性、夜間の電力負荷とのミスマッチング性などの問題に焦点を当て、同拠点はコンテナ型の「グリーンスマートエネルギー貯蔵システム」によりグリーンな電力を蓄え、炭素排出量ゼロクリーンエネルギーの時空転移を実現。夜になるとスマート照明システムがエネルギー貯蔵システムから電力を取り込み、LED省エネ照明によりグリーンな電力使用を実現し、グリーンな発電、グリーンな電力貯蔵、グリーンでスマートな電力使用という整った「電源・電力網・負荷・貯蔵」新型マイクログリッドシステムを構成する。

システム開発チームの責任者である林瓊斌准教授は、「同システムのスマートさは複数の次元に現れている。例えば各システム間でスマート配電キャビネットにより電気をつなげ、スマート監視プラットフォームにより協調運営とスマートな制御を実現する。うちスマート配電キャビネットにはリモート測定、リモート通信、リモート制御、リモート調整の機能がある。一方で、スマート監視プラットフォームはリアルタイムで各システムのデータを収集し、スマートアルゴリズムによって太陽光発電の出力カーブを予測する。また、システムはエネルギー貯蔵システムのコンディションのリアルタイムの感知、蓄電池の健康状態のオンラインチェックも実現するとともに、ビッグデータと人工知能に基づくDPアルゴリズムによる照明負荷スマート調整・制御により、『電源・電力網・負荷・貯蔵』マイクログリッドシステムの『炭素排出量ゼロ』スマート協調運営を実現する」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年11月29日

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