複数の大型風力・太陽光発電拠点プロジェクト、秩序立てて着工

人民網日本語版 2021年11月01日14:00

国家発展改革委員会が30日に明らかにしたところによると、内蒙古(内モンゴル)自治区、甘粛省、青海省、寧夏回族自治区の4省・区は10月中・下旬に、砂漠、ゴビ砂漠、荒漠エリアを重点とする大型風力・太陽光発電拠点プロジェクトの建設を集中的に組織・開始した。規模は3000万kW近くにのぼり、第1弾となる設備容量約1億kWのプロジェクトの建設の幕を開けた。グリーンな発展の道を揺るぎない姿勢で歩み、二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラルを達成する中国の決意を実際の行動で示した。人民日報が伝えた。

CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの取り組みをしっかり行うためには、クリーン、低炭素、安全で効率的なエネルギー体制の構築を急ぎ、再生可能エネルギー代替行動を実施し、非化石エネルギーの消費に占める割合を絶えず高める必要がある。中国の砂漠、ゴビ砂漠、荒漠エリアは主に新疆維吾爾(ウイグル)自治区、内蒙古自治区、青海省、甘粛省、寧夏回族自治区、陝西省などに分布しており、面積が広く、風力・太陽エネルギーが集中し、技術的な開発可能規模は全国の60%以上を占める。

国家発展改革委員会、国家エネルギー局は今年に入り、第1弾となる砂漠、ゴビ砂漠、荒漠エリアを重点とする大型風力・太陽光発電拠点プロジェクトを決定した。全体規模は約1億kWに上り、主に内蒙古自治区、青海省、甘粛省、寧夏回族自治区、陝西省、新疆維吾爾自治区の6省・区及び新疆生産建設兵団などに分布する。これらのプロジェクトは風力・太陽光資源をバックに、地域電力網をサポートとし、送電ルートをけん引役に、効率的な利用を目標としている。風力・太陽光資源という天賦の資源と利用条件を全体的に考慮し、風力・太陽光発電の配置とサポート・調節電源を最適化する。現在は「成熟すれば着工」の原則に基づき積極的に着工させている。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年11月1日

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