同済大学電子・情報工程学院の劉慶文教授のチームが研究開発した赤外線によるワイヤレス充電技術は、スマートフォンとAR(拡張現実)ゴーグルの移動充電距離を2メートルに延ばした。同技術は屋内でスマートフォンやスマートゴーグルなどのモバイル端末にリモートで充電できるほか、屋外でカメラやドローンなどのIoT(モノのインターネット)設備へのモバイル充電を行える。Wi-Fiに似たワイヤレス充電を実現できる。
研究者は共振ビーム理論を打ち出し、表徴共振ビーム伝送効率の数学モデルを構築するとともに、同理論・モデルに基づき赤外線ワイヤレス充電システムを研究開発した。距離2メートル及び視角6度内の任意の移動条件の5W光エネルギーと500mW電力の伝送機能を実現した。関連する研究成果は「IEEE Internet of Things Journal」に掲載された。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月24日