北京冬季五輪の各競技が開催されるのに伴って、人々の間でウィンタースポーツ熱がますます高まっている。中国新聞網が伝えた。

実は中国の古代にもさまざまなウィンタースポーツがあった。文学博士で哈爾浜(ハルビン)商業大学の教師・佟彤さんの説明によると、古代の氷雪文化は大まかに3種類に分けられるという。
1つ目は氷と雪を素材として作り出された物質的基盤であり、氷雪関連の経済貿易、交通、建築、服飾、飲食、冬の狩猟などがある。2つ目は氷雪を媒介とした競技、娯楽イベントであり、各種の氷上スポーツなどがある。3つ目は氷雪のある自然環境から生まれた、氷雪の記号や意義を備えた祝日・祭典の風俗、芸術形態で、アイスキャンドルや氷の彫刻などがある。

佟さんは、「このうち古代のウィンタースポーツは、スケートだけでなく、氷上の竹馬や犬ソリ、氷床と呼ばれるソリに似たものなどもあった」と説明した。
たとえば隋時代の歴史書「隋書」には「木に騎(の)って進む」とあり、これはソリに似た木の板に立って、氷と雪の中を進むというものだ。
唐時代の歴史書「新唐書」には、氷上での狩りやスケートの様子が描かれる。
時代の発展に伴って、昔の人々のウィンタースポーツの内容はますます豊富になり、スケート、いかだ、ソリ、アイスホッケーに似た球技など多彩な氷上イベントが登場した。
佟さんは、「『満州老檔秘録』という書物の記録によれば、1625年に(清王朝の初代皇帝)ヌルハチが最初の『氷上運動会』を開催し、主な種目には『踢形頭』(氷上での蹴鞠やアイスホッケーに似たスポーツ)や複数の選手が滑走するスピードスケートなどがあった」とした。さらに、乾隆帝の時代になってチームでのスピードスケート、アイスホッケー、フィギュアスケート、氷上での蹴鞠などが行われるようになったと説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月12日
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