「中国はこのほど、関連データを発表し、2022年1-2月の経済情勢に関して報告した。」
▷対外貿易の状況
今年1-2月には、中国の輸出入総額が前年同期比13.3%増の6兆2千億元(1元は約18.2円)に達した。うち輸出は同13.6%増の3兆4700億元、輸入は同12.9%増の2兆7300億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は7388億元の黒字で、黒字額は同16.3%増だった。
▷外資誘致の状況
2022年1-2月には、全国の実行ベース外資導入額が前年同期比37.9%増の2437億元(1元は約19.3円)だった。
産業別に見ると、サービス業の外資導入額が同24%増の1757億元に上った。ハイテク産業は同73.8%増となり、そのうちハイテク製造業は同69.2%増、ハイテクサービス業は同74.9%増だった。
投資元国・地域を見ると、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国とASEANからの実行ベース投資額はそれぞれ同27.8%増、同25.5%増となった(自由港を経由した投資のデータを含む)。
外資を導入した地域を見ると、東部地域、中部地域、西部地域の実行ベース外資導入額はそれぞれ同36.6%増、同74.9%増、同13%増だった。
▷対外投資の状況
今年1-2月の中国の対外投資協力の状況を説明した。それによると、同期の非金融分野の対外直接投資額は前年同期比0.9%増の1002億6千万元(1元は約19.3円)に達した。卸売・小売業への投資額は同89.7%増の34億9千万ドルに上り、科学研究・技術サービス、交通輸送などの分野への投資が増加傾向にある。「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国への非金融分野の対外直接投資額は同3.6%増の31億6千万ドルだった。
▷関連データ
・2月のPMIは50.2% 安定さの中で上昇
国家統計局サービス業調査センターと中国物流・調達連合会は1日に共同で、今年2月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表した。中国新聞網が伝えた。
2月のPMIは前年同期比0.1ポイント(p)上昇の50.2%、非製造業景況指数は同0.5p上昇の51.6%、総合PMIは同0.2p上昇の51.2%となり、引き続き景気・不景気のボーダーラインとなる50%を超えた。ここから中国経済が全体として回復・発展の傾向を維持し続け、安定さの中で景気が上昇したことがわかる。
・2月のCPIが前年比0.9%上昇、PPIが同8.8%上昇
2022年2月には、全国のCPIが前年同期比0.9%上昇した。そのうち都市部は1.0%上昇、農村部は0.5%上昇、食品価格は3.9%低下、非食品価格は2.1%上昇。消費財価格は0.7%上昇、サービス価格は1.2%上昇だった。1-2月の平均を見ると、全国CPIは同0.9%上昇した。
2月の全国CPIは前月比0.6%上昇した。そのうち都市部は0.6%上昇、農村部は0.6%上昇、食品価格は1.4%上昇、非食品価格は0.4%上昇、消費財価格は1.0%上昇、サービス価格は横ばいだった。
前月比でみると、PPIは前月の0.2%低下だったのが0.5%上昇した。前年同期比でみると、PPIは8.8%上昇し、上昇幅は前月より0.3ポイント低下した。
2月のPPIは前年同期比8.8%上昇、前月比0.5%上昇、鉱工業生産指数(IPI)は前年同期比11.2%上昇、前月比0.4%上昇だった。1-2月の平均では、PPIは前年同期比8.9%上昇、IPIは同11.6%上昇だった。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2022年3月31日