瑞幸珈琲が反転攻勢? 売上高ほぼ倍増し店舗数でスタバを抜く

人民網日本語版 2022年03月28日14:49

中国の珈琲チェーン「瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)」は24日に2021年度決算を発表した。それによると、純収入は前年比97.5%増の79億6500万元(1元は約19.3円)に上り、ほぼ倍増を達成した。一方で、店舗数が21年末時点で6024店に達して、スターバックスの中国国内店舗の5557店を上回ったという数字もある。先に粉飾決算により米国での上場廃止に追い込まれた瑞幸珈琲が店舗数でスタバを抜いたことが話題になり、検索ランキングを賑わしている。「成都商報」が伝えた。

同決算によると、21年の直営店の収入は同78.3%増の61億9300万元、フランチャイズ店の収入は同312.5%増の13億600万元だった。

瑞幸珈琲の郭謹一会長兼最高経営責任者(CEO)は、「第4四半期(2021年10-12月)と2021年度の瑞幸珈琲は全体として『力強い動きを見せた』。中でも第4四半期は新規開設店舗が350店を超え、これは瑞幸珈琲を中国最大の珈琲チェーンの一つとしての地位にとどめている」と述べた。

しかし瑞幸珈琲がまだ赤字であることには注意が必要だ。決算のデータを見ると、21年の米国会計基準(GAAP)に基づいて計算した経営損失は5億3900万元、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(Non-GAAP)に基づいて計算した経営損失は2億3600万元となっている。

中国国内の多くの企業がひしめき合うコーヒー市場の競争の中で、瑞幸コーヒーと真正面からぶつかるミドルクラスコーヒーブランドが次々に登場している。瑞幸コーヒーが22年も21年と同じような目を見張る決算を達成するのは、決して容易なことではない。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年3月28日

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