地中1.5メートルから 2個目のブラックボックス回収

今月21日に発生した中国東方航空MU5735便墜落事故で、消防隊員は27日午前9時20分ごろ、墜落地点の東側斜面の深さ1.5メートルの地中からオレンジ色のボックスを回収し、専門家が2個目の「ブラックボックス」であることを確認した。フライトデータが記録されている2個目のブラックボックスはほぼ完全な状態で見つかった。そのデータは、事故原因を究明するうえで、真実に迫る客観的な証拠を提供すると見られている。調査員は今後、2つのブラックボックスのデータや現場の捜索で発見された証拠、航空交通管制レーダーの証拠、証人への聞き込みなどの情報をまとめて、総合的に分析、研究、判断し、事故原因の分析を客観的に進める計画だ。人民網が各社の報道をまとめて報じた。

27日午後4時20分、2つ目のブラックボックスが無事北京に到着し、専門機関に引き渡されて解析が進められている。

ブラックボックスの完全な解析にはどれほどの時間が必要なのだろうか？中央テレビニュースが引用している専門家の見方よると、ブラックボックスからデータを取り出して解析、分析し、初期段階の報告をまとめるまでに10日から15日を要とするという。ただ、事故調査報告の最終的な結論を導き出すためには、さらに長い時間が必要な可能性があるとしている。（編集KN）

「人民網日本語版」2022年3月28日