「中国はこのほど、関連データを発表し、2022年1-3月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
2022年1-3月の社会消費財小売総額は前年比3.5%増の6031億6000万元となった。3月の社会消費財小売総額は同0.4%減の1933億9500万元だった。
▷対外貿易の状況
今年第1四半期(1-3月)の中国の対外貿易輸出入総額は前年同期比10.7%増の9兆4200億元(1元は約19.7円)に上り、対外貿易の輸出入は安定したスタートを切った。
同期の対外貿易輸出入総額は同10.7%増の9兆4200億元、そのうち輸出は同13.4%増の5兆2300億元、輸入は同7.5%増の4兆1900億元だった。
▷外資誘致の状況
今年第1四半期(1-3月)には、中国の実行ベース外資導入額が前年同期比25.6%増の3798億7千万元(1元は約19.9円)に上り、米ドルに換算すると同31.7%増の590億9千万ドル(1ドルは約126.6円)だった。
2021年同期の実行ベース外資導入額は同39.9%増の3024億7千万元となり、19年同期比でも24.8%増だった。今年第1四半期の実行ベース外資導入額は、昨年の高い基数の上で2けたの増加ペースを維持した。
産業別に見ると、ハイテク産業の外資導入が急速に増加した。1-3月の同産業の実行ベース外資導入額は同52.9%増の1328億3千万元だった。そのうちハイテク製造業は35.7%増、ハイテクサービス業は同57.8%増だった。
▷対外投資の状況
今年第1四半期(1-3月)には、中国の全産業の対外直接投資は前年同期比5.6%増の2177億6千万元(1元は約19.6円)となり、米ドル換算では同7.9%増の342億9千万ドル(1ドルは約128.6円)だった。同期の非金融分野の対外直接投資は同6.3%増の1709億5千万元、米ドル換算では同8.5%増の269億2千万ドルだった。そのうち卸売・小売業への投資額は同36.3%増の54億5千万ドル、製造業への投資額は同13.3%増の43億5千万ドルだった。『一帯一路』(the Belt and Road)沿線国への非金融分野の直接投資は同19%増の52億6千万ドルだった。
▷関連データ
・第1四半期のGDPは前年比4.8%増
第1四半期(1-3月)の国内総生産(GDP、速報値)は27兆178億元(1元は約19.7円)で、不変価格に基づく計算では前年比4.8%増、前期比(2021年10-12月)1.3%増となった。
・3月のPMIが低下
3月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5%、非製造業景況指数は48.4%だった。同センターの趙慶河シニア統計家は、「新型コロナウイルス感染症などの要因の影響を受けて、3月のPMIは低下して景気後退局面に入った」と解説した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2022年4月28日