中国人民銀行(中央銀行)が10日に発表したデータによると、大まかな統計では、今年5月の社会融資規模は2兆7900億元(1元は約20.0円)増加し、前年同期比で8399億元以上増加した。そのうち実体経済に投入された人民元建て貸し出しは1兆8200億元増加し、同3936億元増加した。中国新聞社が伝えた。
国金証券の趙偉チーフエコノミストは、「5月の社会融資の増加規模は市場の予測した2兆3700億元を上回り、過去最高の2020年同期の3兆2千億元に次ぐ、同期の歴代2位となった。社会融資が予測を上回った主な原因は貸し出しと政府発行債券が下支えしたためで、その他の個別項目の変動はそれほど大きくなかった」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年6月13日