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山西省で西周時代の倗国の中等貴族の古墳発見 楚公逆短剣も出土

人民網日本語版 2022年07月06日16:28
山西省で西周時代の倗国の中等貴族の古墳発見 楚公逆短剣も出土
古墳から出土した銅車馬器(写真提供・山西省考古研究院)。

山西省考古研究院は今月5日、現地の考古学者が同省運城市絳県にある西周(紀元前1100年頃-紀元前771年)中期の倗国の中等貴族の古墳を発見し、楚公逆短剣が出土したことを明らかにした。「楚公逆」の時代を研究するうえで、重要な価値を備えているとみられている。中国新聞網が報じた。

横水西周墓地は、山西省運城市絳県横水鎮横北村から北約800メートルの位置にあり、2004年から2007年にかけて、山西省考古研究院(元「山西省考古研究所」)や運城市文化財ワークステーション、絳県文化財局が共同で立ち上げた考古学チームが、緊急発掘調査を行い、西周の時代の古墳1299基を発見した。

今回発表された古墳は、横水西周墓地の中心から少し西の位置にあり、被葬者は35‐40歳の男性。墓室の床からさらに掘下げた小坑「腰坑」には、イヌ1匹と、2人の人が殉葬されていた。1人は25歳くらいの男性で、もう1人は性別不明、年齢は14‐15歳という。

古墳からは、青銅器や錫器、陶磁器、玉器、石器、骨角器、蚌(大型の貝殻)器、貝器などの副葬品228点(セット)が出土した。うち、青銅で作られた礼器や兵器、道具、車馬器が最も多かった。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年7月6日

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