国家知的財産権局によると、ジュネーブに本部を置く世界知的所有権機関(WIPO)は現地時間9月29日に「グローバル・イノベーション・インデックス2022」報告書を発表した。その結果によると、中国は昨年より順位をさらに1つ上げ11位になり、10年連続で着実に順位を上げ、36の中・高所得国・地域の首位になった。同報告書は、中国のイノベーションと発展は良好な正の相関関係を示しており、イノベーションの投資がより多くより質の高い創出を生み出していると指摘した。
グローバル・イノベーション・インデックスは81の細分化された指標によって、世界132の国・地域の総合的な格付けを行うもので、イノベーションのパフォーマンスを判断するための重要な参考となる。ランキングの各種指標をさらに分析すると、中国は国内市場規模、自国民特許出願件数、労働力生産高の成長などの9つの指標で世界一になっている。また国内産業の多様化、産業クラスターの発展状況などの指標でも上位に入っている。同報告書によると、中国の知的財産権の質の高い発展指標が良好で、ブランドの総合価値、ベンチャー投資規模、知的財産権収入などの面で速い成長を遂げている。世界5大科学技術クラスターのうち中国が2ヶ所を占めており、深セン—香港—広州地域と北京が入選した。
同報告書によると、新型コロナウイルスの影響を受けたにもかかわらず、2021年の世界のイノベーション活動の研究開発と投資は力強く発展した。世界トップクラスの企業の研究開発費は同年10%近く増加し、ベンチャー投資取引は46%急増した。一部の発展途上国・地域のイノベーションのパフォーマンスは予想以上だった。スイス、米国、スウェーデン、英国、オランダがトップ5入りした一方、インドとトルコが初めてトップ40に入った。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月30日