国務院の批准を経て、中国は国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)に今年5月、正式に第5回ユネスコエコパーク世界大会の開催申請を提出した。ユネスコの事務局長補佐は中国人間・生物圏国家委員会に書簡を送り、同大会が2025年に中国で開催されることを確認した。ユネスコは同大会後、さらに中国で第37回「人間と生物圏(MAB)」計画国際調整理事会を開催する。
MAB計画はユネスコが1971年に正式に発起した大型政府間科学計画で、機関・学科を跨ぐ研究に焦点を当て、人間と自然の調和的な共生を推進する。同大会はMAB計画の中で最大規模の国際会議で、およそ10年に1回開催され、MAB計画とユネスコエコパーク(世界生物圏保存地域)ネットワークの前段階の発展状況を総括するとともに、外部情勢と結びつけ次の段階の発展戦略及び行動計画の策定を目的とする。現在までミンスク、セビリア、マドリード、リマで4回開催されている。
同大会が2025年に中国で開催される。同大会の中国とアジア太平洋地域での開催は初となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月30日