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<企画>1-10月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2022年11月24日10:35

「中国はこのほど、関連データを発表し、2022年1-10月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況


 今年10月の社会消費財小売総額は前年同期比0.5%減の4兆271億元で、2ヶ月続けて伸びが鈍化した。

 統計によると、1-10月の社会消費財小売総額は同0.6%増の36兆575億元になり、増加率は1-9月を0.1ポイント下回った。そのうち自動車を除いた消費財小売総額は同0.5%増の32兆3702億元だった。

▷対外貿易の状況


1-10月には、中国の物品貿易輸出入総額は前年同期比9.5%増の34兆6200億元だった。そのうち輸出は同13%増の19兆7100億元、輸入は同5.2%増の14兆9100億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は4兆8千億元で、黒字額は同46.7%拡大した。

10月の物品貿易輸出入総額は同6.9%増の3兆5500億元に上り、うち輸出は同7%増の2兆700億元、輸入は同6.8%増の1兆4800億元だった。

ASEANは引き続き中国にとって最大の貿易パートナーであり、1-10月の中国-ASEAN貿易総額は同15.8%増の5兆2600億元だった。また同期の中国と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との輸出入額の合計は同20.9%増の11兆2300億元だった。

▷外資導入の状況


1-10月には、全国の実行ベース外資導入額が1兆898億6千万元に達し、比較可能なデータによると前年同期比で14.4%増加した。

特筆すべきは、この増加率が1兆元近くという前年同期の外資導入額を基数としながら達成されたという点だ。中国数実融合50人フォーラムの胡麒牧副事務局長は、「これは、一方では中国市場のインフラ整備が比較的充実し、工業分類がそろっていることが、実体ある産業の発展にプラスになっていることによるものだ。また一方では、中国国内のビジネス環境がますます優れたものになり、各種施設・設備といったハード面と、体制・メカニズムといったソフト面が両方とも徐々に充実しつつあることも要因となっている」との見方を示した。

▷対外投資の状況


1-10月中国の非金融分野の直接投資が前年同期比10.3%増の6274億元に達した。

このうちリース・ビジネスサービス業への投資が同22.2%増の320億8千万ドル。製造業、卸売・小売業、建設業などへの投資がいずれも増加した。「一帯一路」(the Belt and Road)参加国への非金融分野の直接投資は同6.7%増の172億5千万ドルで、同期の投資総額の18.3%を占めた。

▷関連データ


中国の対外直接投資、10年連続で世界トップ3をキープ

「2021年度中国対外直接投資統計公報」によると、2021年の中国の対外直接投資額は前年比16.3%増の1788億2千万ドルに達し、10年連続で世界トップ3に入り、中国の対外投資大国の地位が安定していた。

21年末現在、中国の対外直接投資のストックは2兆7900億ドルに上り、5年連続で世界3位以内に入った。21年の中国の対外直接投資と対中投資の規模はほぼ同等だ。

21年の中国の対外直接投資は国民経済の18の産業大分類をカバーし、そのうち8割がリース・ビジネスサービス業、卸売・小売業、製造業、金融業、交通・輸送分野に向かい、その規模はいずれも100億ドルを超えた。21年末現在、リース・ビジネスサービス業、卸売・小売業、金融業、製造業の対外直接投資のストックはいずれも1千億ドルを超え、投資構造が最適化されつつある。(編集JZ)

「人民網日本語版」2022年11月24日

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