新型CR200J復興号に「高原バージョン」が誕生した。この「高原バージョン」復興号は既存の高原デュアルソース電力機関車と結びつけ開発されたもので、雲南地区の高標高、数多いトンネル、急な坂道という環境の特徴に特別に適応している。
「高原バージョン」が採用しているのは高抵抗塗料で、高標高の低温環境に適応できる。
動力の面では、一般的なCR200J型復興号高速列車の動力車は4軸で、出力は5600kW。
それに対し、「高原バージョン」CR200J型復興号の動力車は6軸で、出力は7200kWにも達する。大出力により、30‰の上り坂で楽に発進できる。またすべての車両に留置ブレーキが取り付けられており、急な坂道での安全な停車を保証できる。
ゴムパッキンや車体開閉装置なども特殊材料を採用しており、耐紫外線性、耐低温・耐老化性を備えている。
すべての列車にビジネスクラス、1等席、2等席がある。ビジネスエリアの座席には電動肘掛け、ワイヤレス充電、収納台、折りたたみテーブル、スマートインタラクション端末などが配備されている。
1等席と2等席のエリアには回転可能な座席があり、旅客の乗車体験がより快適になる。
同列車は現在すでに大瑞鉄道大理〜保山区間を走っており、春運(春節<旧正月、2023年は1月22日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の鉄道輸送に寄与している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月20日