元宵節(旧暦1月15日)を迎えた2月5日、貴州省黔東南苗(ミャオ)族侗(トン)族自治州台江県の県城(県の行政中心地)では、銅鑼や太鼓の音が高らかに響きわたり、大勢の人々で賑わっていた。そして苗族の人々が住む各村の竜踊りチームが一堂に会し、ともに元宵節を祝っていた。竜踊りのパフォーマンスを見る人々は、嘘花筒(筒状の竹製手持ち花火)に火をつけて、竜踊りを披露するダンサーたちに火の粉をふりかけ、上半身裸のダンサーたちはその火の粉が舞う中、激しい踊りを披露し、会場は大いに盛り上がりを見せていた。人民網が伝えた。
苗族の伝統舞踊である「舞竜嘘花」は、孟宗竹を使って作った「嘘花筒」で、舞い踊る竜に向けて火の粉をかけるというなんともダイナミックで華麗な行事で、2020年にミャオ族の「舞竜嘘花」の伝統的風習は、国家無形文化遺産リストに登録された。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年2月7日