
イラストレーターの姜雅さんのオフィスのデスクの上には、パンダが描かれた様々なサイズの石やレンガ、木材がたくさん並んでいる。例えば、ある楕円形の石には花畑に寝転んでいるかわいいパンダが描かれており、春のムードを漂わせている。「これらの石を四川省雅安市のいろんなところに隠している。それを見つけた人は持って帰ってもいい」と姜さん。
昨年10月、ひょんなことから姜さんはSNSで雅安市にパンダ1000頭を無料で描くと約束。姜さんによると、「予想以上の反響で、たくんさんの『いいね!』や20万件以上のコメントのやりとりがあった。翌日には道具を持って出かけ、公園で大きな石を数個見つけて、パンダ3頭を描く様子をライブ配信した。するとライブ配信中にその公園にわざわざ『視察』に来たネットユーザーや、お菓子を持ってくれた子供もいた」という。

それからというもの姜さんは仕事の合間に、絵の具とパレットを持って出かけては、街の中でインスピレーションを探すようになった。ニュータウンから旧市街まで歩き回り、道端の石の車止めや街中の階段、廃棄木材など、どこにでもあるものにパンダを描き、街を飾っている。
雅安市で1000頭のパンダを描くと約束した姜さんはこれまですでに204頭を描き上げている。「創作の過程を含めて作品を動画にしてネット上にアップしている。これらを通じて、雅安市のパンダ文化をPRしている。イラストレーターとして活動する時、そのたくさんの題材は都市文化と関係がある。雅安市で生まれ育った私がパンダを描くというのは、一種の『本能』からの選択と言える」と姜さん。

雅安文旅集団のイラストチームのメインスタッフである姜さんがパンダを描く様子を捉えたショート動画はネット上で大きな話題となり、雅安市をPRするもう一つの窓口となっている。イラストレーターとして10年にわたり創作を続けている姜さんは雅安市の農村振興やジャイアントパンダ国家公園建設、震災の救援や震災後の復興といったテーマに注目し、同市の街中に素敵なパンダの絵を添え、都市の新たな景観を描き出している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月13日
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