中国衛星測位システム管理弁公室の12日の発表によると、北斗3号グローバル衛星測位システムは2020年の完成・サービス開始以来、高い信頼性で連続的かつ安定的に稼働し、高機能の衛星測位サービスを持続的に提供しており、高精度、ショートメールなどの特色あるサービス能力が十分に検証されている。北斗大規模応用の市場化・産業化・国際化発展が加速度的に推進されている。中国新聞網が伝えた。
統計によると、全国の790万台以上の営業車両、4万7000隻以上の船舶、4万台以上の郵政・宅配幹線車が北斗システムを利用しており、8000台弱の各型式の北斗端末が鉄道分野で導入されている。北斗自動運転システム農機は10万台を超え、深耕、苗植え、播種、植物保護、収穫、茎の処理、乾燥などの各段階を網羅している。
また、国産北斗高精度測位チップを搭載したシェア自転車の投入数が500万台を突破し、全国450超の都市を網羅している。北斗の高精度な車線級測位機能に基づき、すでに8都市で試行に成功し、徐々に全国に普及しつつあり、北斗が国内ナビゲーションマップ分野で主要な地位を占めている。北斗ショートメール通信機能に対応する携帯電話が発売され、世界初の衛星直通スマートフォンとなった。北斗システムは各業界に全力でエンパワーメントし、経済及び社会の発展を促す時間的・空間的な礎となり、重要なエンジンになっている。
そして、北斗システムの国際化に向けた発展がさらに進んでいる。例を挙げると、「新時代の中国の北斗」白書が予定通り発表された。また、中露衛星測位重大戦略協力プロジェクト委員会第9回会議が開かれ、北斗及びグロナスシステムのユーザーに情報サポートサービスを提供する声明が出された。さらに、南アフリカ・中国衛星測位及びリモートセンシング応用訓練班が著しい成果をあげた。北斗システムは人類運命共同体の構築に向け積極的に貢献している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月13日