3月に入り、大韓航空、アシアナ航空、日本航空(JAL)といった航空会社が中国路線を大幅増便することを次々発表している。価格を見ると、航空情報アプリ「航班管家」の今月10日のデータでは、直近1週間の国際航空便の平均価格が4197元(1元は約19.4円)と、昨年12月に比べて15.16%、前年同期比で42.90%低下している。
航空会社は国際便の増便を次々発表しており、東南アジア路線が最も人気となっている。なかでも、中国とタイを結ぶ路線が激増している。
旅行サイト・去哪児の関係者によると、中国と日本を結ぶ国際便が大幅に増加しているのを背景に、4月上旬の価格はさらに下がり、一部の路線では2000‐3000元の間にまで下がると見られている。ただ、5月のメーデー3連休の前には、一部の路線で再び上昇に転じる可能性があるという。
中国と韓国を結ぶ路線の価格を見ると、去哪児の統計では、大連、済南、青島、煙台、威海、南京、上海からソウルに向かう航空券が1000‐1600元となっている。2月下旬の統計によると、中国から韓国に向かう路線の価格は2000‐4000元ほどで、復路は1500元以下となっていた。
中国とタイを結ぶ路線の価格を見ると、去哪児の統計では、今月、上海、北京からタイのバンコクに向かう路線の価格が前月比で1割ほど安くなっている。成都とバンコクの往復チケットは前月比で約6割も安くなっているほか、広州とバンコクの往復チケットも半額ほどになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月13日