商務部(省)の束珏婷報道官は20日に行われた定例記者会見で、「2023年1-3月には、全国の実行ベース外資導入額が前年同期比4.9%増の4084億5千万元(1元は約19.5円)に達して、外資導入は『穏やかな一年のスタート』を実現した。新たに設立された外資系企業は同25.5%増の1万社以上となった」と述べた。
具体的に見ると、同期の外資導入には次の4つの特徴があった。(1)新設の外資系企業数が急速に増加した。(2)外資導入の質が向上を続け、外資による研究開発センター、製造業の外資導入、外商投資奨励産業リストの新版などの政策が徐々に効果を現した。中国の外資導入構造が最適化を続けた。(3)一部の国・地域の対中投資が急速に増加した。(4)外資によるビッグプロジェクトの実施ペースが加速した。
産業別に見ると、中国の外資導入構造が最適化を続けたことがわかる。公式データによれば、今年1-3月の中国のハイテク産業の実行ベース外資導入額は同18%増の1567億1千万元だった。そのうち、電子・通信設備製造業は同55.7%増、科学技術成果移転サービス業は同50.3%増だった。
投資元の国・地域を見ると、同期にはフランスの対中投資が同635.5%増、英国が同680.3%増と大幅に増加し、ドイツも同60.8%増と急速に増加した。このほかカナダは同179.7%増、日本は47.7%増、スイスは47.4%増、韓国は同36.5%増だった。「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国は同27.8%増だった。
(編集KS)
「人民網日本語版」2023年4月21日