航天科技集団第六研究院によると、同研究院が開発した130トン級ポンプバックスイング液体酸素・ケロシンエンジンがこのほど、6回目の試運転に無事成功した。同エンジンの試運転時間は累計3300秒に達し、中国の100トン級エンジンの単機試運転記録を再び更新した。新華社が伝えた。
同研究院の専門家によると、同エンジンは開発・引き渡し同時進行段階に入ってから1台目の製品で、製品の技術が定着した後初の耐用年数限界の把握テストを背負っている。地上限界把握は製品の脆弱部分を明らかにする必要かつ最も重要な技術的手段で、製品の信頼性を検証する最も効果的な措置でもある。
同エンジンは中国の将来の有人月面着陸ロケットの主力エンジンで、より高い総合性能及び信頼性を持つ必要がある。今回の試運転により半年ぶりに最長試運転記録を更新し、エンジンの稼働時間が任務時間を10数倍上回り、その稼働の信頼性を再び検証した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月5日