海南省三亜市にあるドリアン栽培基地では6月17日、多くのドリアンが成熟前の果実肥大期に入り、三亜で栽培されている第一陣の国産ドリアンの「樹上完熟」の時が近づいていた。
海南省三亜市育才生態区のドリアン栽培基地で、すくすくと生長するドリアン(撮影・駱雲飛)。
海南省では、2018年から大規模なドリアン栽培がスタートした。現在、三亜を始めとする複数の土地でドリアンが栽培されており、ドリアン畑の面積は約2千ヘクタールに達している。
今年は6月から海南産のドリアンが市場に出回り始めており、7月中旬には、さらに多くのドリアンが完熟シーズンを迎えることになる。東南アジア諸国から輸入されたドリアンは、完熟する前に収穫し、輸送中に徐々に完熟させていくというプロセスとなるが、海南産ドリアンは、輸入ドリアンと異なり「樹上完熟」が可能であることから、消費者はより新鮮なドリアンを味わうことができるようになる。
「人民網日本語版」2023年6月21日