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2023年以来、世界の金相場が上昇しているのを背景に、中国の金相場も上昇し、若者の間では「金購入ブーム」が生じている。
「2022年における中国の金のジュエリー業界洞察報告」の統計によると、ここ5年、中国の若者の間では、金の消費意欲が急速に高まっており、2016年の16%から2021年には59%にまで上昇。年齢層別の金のジュエリー消費ポテンシャルも、最も高くなっている。「2021年における中国の金のジュエリー消費調査白書」によると、金販売店における消費グループのうち、25-35歳の男女が7割以上を占めている。若者が金を購入する主な目的は、「投資・資金運用」で、消費の「満足感」を得ることができるのと同時に貯蓄できる資産にもなることがその要因のようだ。
ホワイトカラーの張怡時さん(28)は、「私がコレクションしている金豆(小さな豆のような形をした金商品)や金の延べ棒は、働き始めてから少しずつお金を貯めて買ったものばかり。毎月の給料から生活費を差し引いた残りで金グッズを買っている。塵が積もって山となった後、金相場を見て、金の延べ棒に交換している」と話す。
金は価値が落ちず、相場が上昇するという消費理念が、中国市場で主流となっているという分析もある。
統計によると、ショッピングサイト・天猫超市で金を購入する人のうち、「95後(1995-99年生まれ)」と「00後(2000年以降生まれ)」が過半数を占め、ネットで金を購入する主力群となっている。中国の金のジュエリー消費は、若年化しながら発展している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年6月19日