広西壮(チワン)族自治区柳州市にある雒容汽車物流拠点で、オレンジ色の制服を着た運転手が、手慣れた様子で乗用車を運転し、貨物列車の車両内を走行していた。運転手は、指定位置に車を止めると、締め付け用ベルトを使って車輪を固定し、積載作業を完成させた。新華網が伝えた。
これらの乗用車が「乗った」列車は、JSQ6型ダブルデッカー自動車輸送専用貨物列車。各車両の両端には扉があり開くことができ、車両の連結部には仕切板が設置されているので、隣接する車両同士が連結され、通路が出来上がる。各車両には、9台から15台ほどの乗用車を積載することが可能。乗用車の一部は、列車に「乗って」、鉄道と海運で海外まで輸出される。
中国鉄路南寧局集団有限公司柳州貨物輸送センターは、数年前から、中鉄特貨運輸と協力して、自動車生産・販売サプライチェーンに積極的に進出し、雒容汽車物流拠点の高い機能性や立地の利便性といった優位性を存分に発揮して、輸出用自動車の高効率かつ安全な輸送を確かなものとしてきた。
今年1月1日から6月15日までに、柳州市が鉄道を通じて輸送した自動車は6万3千台に上り、うち輸出用自動車は、前年同期比65%増の2万2700台だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年7月21日