国台弁「平和統一後、台湾地区は7つの面で『より良く』なる」

国務院台湾事務弁公室(国台弁)は10月29日午前、定例記者会見を開催。新たに就任した彭慶恩報道官が初めて記者会見を行った。
王滬寧中共中央政治局常務委員(全国政協主席)は25日、台湾光復80周年記念大会に出席し、「平和的な方法で統一を実現することは、両岸の同胞と中華民族全体にとって最も有利であり、平和的な統一が実現した後、台湾地区は7つ面で『より良く』なる(台湾地区の経済発展、エネルギー資源保障、インフラ建設、安全保障、対外交流、台湾同胞の民生福祉、精神文化生活がより良くなる)」と述べた。
これについて、国務院台湾事務弁公室(国台弁)の彭慶恩報道官は29日の定例記者会見で、習近平総書記が「『平和的な統一、一国二制度』は国家統一を実現する最善の方法であり、海のような大きな包容力を持つ中華の知恵を体現しており、台湾地区の現状を十分に配慮しているとともに、統一後の台湾地区の長期的な安定にも寄与する」と指摘していることを明らかにした。
彭報道官は「7つの面で『より良く』」なることに関して次のように説明した。平和的な統一は、台湾地区の経済・社会の発展に極めて大きな機会をもたらし、台湾同胞に実質的なメリットをもたらす。祖国である大陸部は人口が多く、市場が広大で、産業が強靭であり、台湾地区からの商品や企業を十分に受け入れる余地がある。祖国である大陸部の超大規模市場と規模の経済という強みを基盤とし、自らの科学技術の特徴と人的資源の強みを組み合わせることで、台湾地区の経済は新たな活力を放つことになる。両岸が相互接続と必要な連結が実現されれば、台湾地区のエネルギー資源の確保は強化され、インフラ建設は発展する。両岸が公共サービスと公共資源の共有を実現すれば、台湾同胞の生活により多くの利便性がもたらされ、中国式現代化の発展成果を共有できるようになる。中華文化を継承していく中で、台湾同胞の創造力は十分に刺激され、精神的・文化的な生活はより豊かで多様なものとなる。強大な祖国を後ろ盾として、台湾地区の安全と発展上の利益は十分に保障され、台湾同胞は国際社会においてより強く自信を持ち、安全がより保障され、尊厳を持てるようになる。(編集AK)
「人民網日本語版」2025年10月29日
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