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中国富裕層分布図 広東が最多 潜在力秘める内陸部 (2)

人民網日本語版 2015年08月26日08:26

高資産世帯の資産額をみると、広東、江蘇、北京、山東、上海、浙江の6省市が23兆元に上り、全国の高資産世帯の資産総額の約半分を占めた。これらの地域は中国で最も個人資産が集中する地域となっており、中でも広東は6兆元で全国トップだ。河北、四川、河南など豊かな地域の高資産世帯の資産総額もそれぞれ1兆元を超えた。

北京、広東、江蘇などは、高資産世帯の密度が濃く、個人資産の全体的な規模が大きいが、過去3年間に年平均成長率が少しずつ低下している。こうした地域の成長を牽引する主な要因は、特殊な政治的位置づけと経済的地位にあり、富裕層の資産管理事業とプライベートバンキング事業の争奪戦ではこれらの地域が「攻略しなければならない場所」となっている。

BCGのパートナー兼董事総経理(取締役社長)は、「増加ペースは相対的にゆっくりだが高資産世帯の密度が高い地域は上海、浙江、山西省、遼寧、天津市だ。これらの省市には経済大省市が多く、高い経済的地位と天然資源での強みも備えている。こうした地域の高資産世帯の増加率は全国平均を下回るが、高資産世帯が集中し、資産の蓄積が相当成熟し、プライベートバンキング事業を深く開拓するための潜在力が依然として大きいといえる」と述べた。

同報告書によると、高資産世帯の数は急速に増加しているが密度が比較的低い地域は、山東、四川、河南などで、先端の資産管理事業を展開できる条件が整っている。重慶、内蒙古などはストックが少なく、増加率が高く、主に政策のメリットと資本の投入によって発展しており、今後の飛躍的発展の潜在力を備え、未来のプライベートバンキング事業の重点取り組み地域になる可能性があり、先発組の強みをつかむことが必要だ。また寧夏回族自治区、青海省、西蔵(チベット)自治区は高資産世帯の数が最も少ない省区だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年8月26日


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