13日午前、ある動画がネット上で広まった。この動画には、ある外国人青年が、天津浜海新区で爆発事故が発生した後、現地病院に駆けつけて取材、生中継しようとしたところ、何者かに阻止されている様子が映っている。人民日報が報じた。
この事件はネット上で、「中国の当局者が外国人記者の取材を制止した」として、大きな話題になった。だが、現場に居合わせた人は同日午後、「取材を制止しようとしたのは、病院の保安担当者やボランティアで、負傷者の家族もいたかもしれない」と話した。彼らが取材を止めようとした理由は、「外国人の若者が、現場で、携帯で『自分撮り』している様子を見て、思わず怒りが込み上げ、自然に彼の行動を止めようとした」ことによる。また、別の目撃者は、「外国人記者が現場でふざけた行為をしていたところを制止されたようだ」と話している。この動画を見ると、この外国人青年は確かに「自分撮り」をしている様子に見えた。
その後、このメディアはネット上で、現場で取材を制止したのは、気が動転した被害者の関係者で、政府関係者ではなかったことを明らかにした。また、同日午後4時半に開かれた記者会見において、天津市党委員会宣伝部の担当者は、同じようなコメントを行った。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月14日