安倍氏が侵略の歴史を否定したことはないと弁解 (2)
--言動が村山談話精神に背くことを暴かれる 安倍氏は答弁で再び「侵略と植民地支配の歴史を否定したことは一度もない」と表明。「韓国は大切な隣国だ。個別の問題のために両国交流のドアを閉ざすのは間違っている。日本は対話のドアを常にオープンにしている」と述べた。
ある匿名の日本の大学教授は環球時報の取材に「就任以来の安倍氏の多くの発言は村山談話と食い違い、第2次大戦のA級戦犯を祀る靖国神社に供物を奉納してさえいる。侵略の歴史を美化するこうした行為は村山談話の精神に反し、安倍内閣が村山談話の歴史認識を真に引き継いでいるとは言いがたい」と指摘した。また、時事通信によると日本の稲田朋美行政改革担当相は22日の記者会見で、安倍氏が年内に靖国神社を参拝する可能性について「首相は国のために命を捧げた方々に崇敬の念を持ち続けていると思うし、参拝の意志もあると思う」と述べた。
第2次大戦中、日本軍に強制徴用されて戦死した韓国人の遺族27人が22日、靖国神社が戦没者を勝手に「合祀」したとして、靖国神社と日本政府に合祀の取消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。
日本経済新聞の報道によると、日本の「国家安全保障戦略」概要は安倍カラーが濃厚だ。報告には安倍氏の提唱する「価値観外交」や「愛国心の涵養」が盛り込まれた。あるアナリストは「第2次大戦前の日本の基本教育は『忠君愛国』の国家主義教育であり、第2次大戦後に徹底的に否定された」と指摘。日本が再び愛国主義教育を再び持ち出し、かつての軍国主義の道に戻る可能性への懸念を表明した。